漢方薬の選び方「虚実」とは
漢方コラム

漢方の診断方法
大阪府吹田市の漢方薬局、田村漢方薬局です。
今回は漢方の診断方法の一つ、「虚実」というものについてのご紹介です。
漢方医学では、症状だけを見て漢方薬を選ぶのではなく、患者様の状態・体質も診断の大きな基準です。
同じ病気であっても、患者様の状態によって選ぶ漢方薬も変わってくるのです。
この、患者様の状態を見るとき、大きな基準として「虚」と「実」というものに分類されます。
「虚」と「実」
虚と実は、大まかにご説明すると、以下のような状態です。
・虚…
力がない、精神的、肉体的に弱まっている状態
・実…
強い、精神的、肉体的に有り余ってしまっている、詰まっている、暴走気味になっている状態
ですが、経験上、その中間型というものも多いことが事実です。
そのような状態の方にも合うように、漢方薬はいくつもの生薬をブレンドして処方してまいります。
漢方を選ぶ際はぜひ、薬剤師とご相談の上、今の自分に合った漢方薬を選ぶようにしましょう♪
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