梅雨の時期の胃腸風邪におすすめの漢方薬
漢方コラム

大阪府吹田市の漢方薬局、田村漢方薬局です。
今回はこれからの湿気が多くなる梅雨の時期に流行る胃腸風におすすめの漢方薬をご紹介します。
藿香正気散(かっこうしょうきさん)
こちらの漢方、その昔「山嵐瘴気」と言って、高温多湿な南方中国の山中で、吐いたり下したりする風にかかった時に使うと良い漢方として知られています。
これからの梅雨の季節に胃腸風邪になる人によく使われる漢方です。
人はどうしても気圧や湿気の影響を受けてしまいます。
毎年この時期に同じような風邪をひく方は、そろそろ梅雨前線が上がってくるな、という頃から、こちらの漢方を飲み始めると、体質に合っていれば例年よりも軽く済む可能性があります。
普段から軟便傾向の患者様のケース
当薬局の患者様のケースをご紹介させていただきます。
食べたらすぐ下す、という方で、普段から軟便傾向ということで、別の漢方からこちらの漢方に切り替えてみたところ、調子が良くなったと言っていただきました。
消化器の水分代謝に少し弱点のある体質だったと推測されます。
漢方を選ぶ際には、体質を考慮することも大切です。
薬剤師とご相談の上、体質に合った漢方を見つけて、不快な梅雨の時期も健康的に過ごしましょう!
洞爺局では、お一人お一人の体質もお伺いの上、漢方を選定させていただきます。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。