冷えから起こってしまう頭痛におすすめの漢方薬
漢方コラム
大阪府吹田市の漢方薬局、田村漢方薬局です。
ようやく秋の空気になり、夏の疲れや季節の変わり目で不調に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
本日は頭痛、特に冷えから起こってしまう頭痛におすすめの漢方薬をご紹介します。
冷えから起こる頭痛におすすめの漢方薬
・呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
漢方では、人の体の上向きの働きと下向きの働きを重要視します。
例えば口に入ったものが下に降りて行き、最終的に肛門から便として出る。腸で吸収されたものが肝臓に上がって処理され、さらに心臓まで上がり全身に運ばれる。
これらの働きがうまくいかないと上に溢れ、咳が出たり、吹き出物が出たり、下に出ないで便秘したり、生理が不順だったりといったことに繋がります。
そして下が詰まると上に出る症状で、最も不快なものの1つに頭痛があります。
この呉茱萸湯(ごしゅゆとう)という漢方は、胃が冷えて働かない為に出る、ひどい頭痛と腹痛と嘔吐、そんな時に第一選択される漢方です。
胃腸を温め、頭痛と頭痛に伴う吐気を抑える作用がある漢方で、
胃腸が弱くて頭痛薬が使えない…そういった方にも頭痛薬として使用される漢方です。
【当薬局の患者様の症例】(60代女性高山病に伴う頭痛)
以前3000メーター級の山に登られたときに上でひどい頭痛、吐き気に悩まされたということで、こちらの漢方を持っていただいたところ、今回は症状が軽く済みました。
また、同じような症状に苦しんでいた他の方も、服用した次の日は大変快適に登頂されたとのことです。
頭痛にも体質等により様々な原因が考えられます。
頭痛にお困りの方はぜひ一度ご相談くださいね。
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